現場ブログ
人生が変わる!住宅性能向上リノベーション!!Vol.3
国内でコロナウィルスの感染者が毎日増え続けている状況で、
皆様におかれましては色々な不安な日々をお過ごしでしょうか。
私たち住宅業界では、中国の生産活動が停滞している影響で水廻りを中心に納期遅延が
各メーカーで発生し、工期の遅れが出ている状況です。
一日も早く復旧を望むところです。
さて、シリーズ化して3回目となりますが、お題は「燃費」でございます。
車にも燃費表示があるように実は家にも「燃費」表示があります。
そのあたりを今回はお伝えさせていただこうと思います。
■一次エネルギー消費量が家の燃費
あるアンケートで「家でエネルギーを一番使っていると思う用途」はと全国の方に聞いたところ、
冷房と答えた人が23.8%、暖房と答えた人が54.9%だそうです。
つまり、全国で約8割近い人が冷暖房費と答えているということです。
しかし、実際には給湯、照明、家電が地味に多いそうです。
エネルギーを一番使っていると思う用途のアンケート結果がこちら
住宅における2次エネルギーの内訳
参照:「家庭用エネルギーハンドブック2014」より
また、まだ記憶にあたらしい2011年の東日本大震災以降エネルギー事情が大きく変わる中で国としても住宅の省エネ基準を大幅に改正し、その時に消費エネルギーを規制したのです。その消費エネルギー量そのものが家の「燃費」として表現されいると考えて間違いないところです。
こちらがその燃費表示のようなもの
この評価表は「燃費を表すようなもの」なので、実際の燃費を出すには
もっと詳細で複雑な計算をして出しますが、これでもおおよその家の性能がわかりますね。
しかしながら、日本人の暖房の仕方は非常につつましいと思いませんか?
家の燃費は非常に悪いがコタツやストーブで必要な部屋や必要な時だけ暖房する
「部分間欠暖房」が多く、意外と暖房時のエネルギー消費量は低く抑えられている状況のようです。
どちらかと言えば我慢の省エネのでしょうか。
■燃費がいい家の法則
先程の一次エネルギー消費が低い家は燃費がいいと定義させていただきました。
では、どんな家が「燃費」がいい家のなのか検証しましょう。
1980年(昭和55年)に住宅の省エネ基準が制定されました。
それから、1991年(平成4年)と1999年(平成11年)にレベルアップ。
そして先程の2011年(平成25年)東日本大震災後の大幅改正へとつながります。
この各基準では家の断熱性能を問われ、その断熱性を【UA値】という数値で表現します。
UA値の省エネ基準の地域区分
私たちは6地域に該当します。
これまでお伝えしたこれらは、家の施工方法、断熱材の種類、窓の性能に大きく左右されます。
要するに断熱性能が高いという一言につきます。
つまりは、断熱性能が高い=熱の出入りが少ない=燃費がいいことになるのです。
こんな家の場合、エネルギーの消費量は少ないだけでなく、快適性も向上します!
冬も窓の前でも寒くなく、窓側にソファーや机をおいても大丈夫なのです。
以前YKKのCMにもあるように猫が冬の窓のそばに居るCM。
これって、冬の窓際でも寒くないってことが言いたいんですよね。
YKKのCMをYouTubeでご確認して見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=TjbIS-9xErQ
YKKAPより引用
でしょ
ってことは燃費がいい家って冬でも快適に過ごせる家だということ。
これほどいいことってないと思いませんか。
それでは、また。