現場ブログ
人生が変わる!住宅性能向上リノベーション!!Vol.4
今回のお題は「部分リノベーション」
昨今、新築神話も段々と崩壊???になりつつあるようです。
とはいえ、フルリノベーションもなかなか、ハードルが高い。
そこまで必要ないのに、すべて含まれている金額なので・・・。
そんな疑問からの視点でお伝えさせていだこうと思います。
■おおがかりなリフォームでないと意味がない?!
建て替えよりも費用が抑えられるフルリノベーション(1階から2階まで断熱改修を行う)は、十分ニーズがあると思われます。ですが、もっと費用を抑えたい、すべての部屋を工事しなくても良いと思っておられるお客様も多いはず。また、新築中心の業者はリノベーションで十分の場合でも建て替えに誘導する可能性もありますし、建替えにするか、リノベーションにするか、見極めが大事となります。
■部分リノベーションという選択
リノベーションは「フルリノベーション」と「部分リノベーション」に分類されることも多く、フルリノベーションは家全体を工事するイメージ。部分リノベーションは、家の中でよく使う部分だけ工事するので、コスト面で有利になります。
部分リノベーションの具体例(色の濃い部分)
また、同時に断熱工事を行えば、手間も一度で済み、お財布にやさしいリノベーションとなります。例えば、家の中でよく使うLDK、寝室などだけを工事すれば、コスト的にも抑えられます。昔、子供部屋だった使っていない部屋は工事しなくてよいのです。
当社でのLDKのゾーン断熱工事。床と壁と天井の取り合い部もしっかりスキマなく施工しています。
金物補強も熱橋対策(ヒートブリッジ)の対策も万全です
■しかしながら、部分断熱の危険性も考えられる
ただし、部分的に断熱を行う場合には、私たちが日常生活する上で欠かせないLDKや寝室以外にも連結する部位であるトイレや洗面所など断熱区間が連続するように工事を行うのがポイント。そうでなければ、断熱していない寒い部位を通ると寒暖差でヒートショックが起こりかねないのです。
■気密を高めれば息が詰まる!?
断熱・気密を高くすると息が詰まるんじゃないかと思われる方も多いはず。家の中は花粉やホコリだけでなく、既製品の家具や整髪料、香水からも空気が汚れていきます。「ホルムアルデヒド」や「シックハウス症候群」、「化学物質過敏症」の原因と言われるものです。そんな部屋の空気が汚れを解消するにはどうするか。それは簡単で、汚れた空気を外に捨てて、新鮮な空気を取り入れること。昔の家は断熱・気密も悪く、すきま風によって空気が入れ替わっていたため、問題にならなかったのです。次回、その辺りを詳しくお伝えさせていただきます。